購入前のSSのイメージと購入後にわかったこと

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スーパースポーツのカテゴリーにZX-6Rは属するわけですが、実際に購入してみて、購入前に持っていたイメージと違うことが随分あります。

購入前は、SSは限界が高いので、その分、他のオートバイより安全性が高い、と思ってました、また、それも購入のきっかけです。

よくグリップするタイヤ、深いバンク角、よく効くブレーキとか。そして、大きな勘違いしてたのが、限界が高い分、低い速度では乗り手が横着してても、(具体的にはメリハリのない、漫然とした運転)安全だ、というもの。

グリップするタイヤですが、ZX-6Rの2007年モデルは標準でブリジストンのBT-015を履いてます。これも勘違いのひとつなんですが、SSのタイヤって、ツーリングタイヤ以上にきっちりタイヤが温まってないとグリップしないということ。これ知りませんでした。

もう2回もこけているのですが、両方ともタイヤがまだ温まってなく、びっくりするような遅い速度でした。SS購入して、SS買ったんには、走行会行かなきゃ、と、購入後、ならし終わってすぐに走行会に参加したのですが、ウォーミングアップ中にこけました。情けないやら、なんでこんなんで、とまずビックリしました。よーく温めてやらないと駄目なんですね。ツーリングタイヤならタイヤ冷えててもある程度はOKですが。

それから、SSはよく曲がると思ってました。勿論、そうなんですが、ただし、乗り手が積極的にメリハリある運転してこそなんですよね。遅い速度でダラーと乗っていては、ツアラーより曲がりません。

ZX-6Rの前はリッターのパニヤケースつきの古くて大きなツアラーに乗ってました。リッターのツアラーって、今考えると、車体でかくて重いけど、長距離乗る場合、乗り手の負担を軽減するようにできているんですよね。それは、けっこう下から力あるので、シフトチェンジをまめにしなくても走れるし、エンブレも600よりよく効き、車重もあるので、アクセルワークだけで、オートバイを上下できて(ピッチングって言うんですかね)曲がることができます。

でも、ZX-6Rは積極的にアクセルを開ける、ブレーキをかける、とメリハリつけないと曲がりません。スーパースポーツとはうまく言ったもんで、まさにスポーツするライディングです。SSに乗ると、お腹がすきます。体重も減ってます。(残念なことにその後、減った以上に食べてしまい、メタボ状態ですが)

あと、足回りが固くて、特に後ろなんかシートが高いこともあって、上に浮いているような感触が違和感ありましたね。普通、止まった上体で後ろブレーキだけ踏むと、後ろがグッと沈みますが、ZX-6Rだとほとんどそれがありません。ですから、後ろのタイヤの感覚が(接地感っていうのですかね)なくて、気持ち悪かったです。

でも、加速のときは自らお尻をシートに押し付けるようにしたり、カーブではお尻をずらすと、タイヤの感覚がわかりやすいんですよ。もしかしたら間違ってるのかもしれないけど。カーブとかでなくても、直線でもお尻をシートのどちらか端というか角に乗せるとタイヤが踏ん張ってる感覚がよくわかります。

SS乗りの皆さん、一般道でもハングオフって言うんですか、今は、で乗ってる理由がなんとなくわかるような気がします。リーンウイズだと高いとこに乗かってる感じでタイヤの感触わかりにくいですよね。

あと、ハンドルの切れ角がこんなに少ないとは試乗もしたのですが、気づいてませんでした。ZX-6Rでは右にフルロックすると手が挟まれ、アクセル開けれなくなります。不覚でした。

他にもちょっとありますが、今日はこれくらいで。